『メトロイドヴァニア』とは?
名前の由来は?
『メトロイドヴァニア』は、『メトロイド』+『ヴァニア』。
『メトロイド』は、任天堂の『メトロイド』シリーズのこと。
『ヴァニア』とは、『悪魔城ドラキュラ』の海外名『キャッスルヴァニア』のことを指す。
言ってしまえばメトロイドヴァニアとは、この2つのゲームの特徴を持つゲームである。
『メトロイドヴァニア』という言葉はゲームをする人々の間で自然に生まれた造語で、厳密に決められているわけではない。
メトロイド自体のジャンルも定まっておらず、2D探索アクションなどと呼ばれていたが、最近ではこの造語が一般的になりつつある。
どんな特徴?
ひと言で表すと、2D探索アクションである。
メトロイドをざっくり説明すると、主人公のサムス・アランが敵を倒したり仕掛けを解いたりして自身を強化、目標にたどり着くことをクリアとするゲームだ。道中はパズル的な仕掛けがあり、小部屋がいくつも連なったマップをしている。能力強化した状態でしか通れない道もあり、同じ道でも進行度によって何度も通って新ルートを探していく探索ゲームである。
メトロイドヴァニアと呼ばれるゲームは探索具合に差はあれど、代表的な特徴をいくつか持っている。しかし、全てが当てはまるわけではないことに注意だ。
- サイドビュー型の2D探索型アクションゲーム
- 小さな部屋が上下左右に繋がっている
- ボス撃破やアイテムで能力が強化
- 隠しルートがある
ちょっとした歴史
初代のメトロイドは1986年に任天堂から発売されたファミコンソフトである。これが2D探索アクションの先駆けと言われている。
一方で、初代の悪魔城ドラキュラも同年に発売された、
初代からの悪魔城ドラキュラのシステムとしては、落下死が存在したり、ライフ制やステージクリアといったシステムがあった。
しかし、「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」(1997年)では、それらが撤廃されたため探索中心のゲームとなった。以降は、2D探索アクションというジャンルとして、メトロイドと共に『メトロイドヴァニア』いう言葉が生まれたと考えられる。
有名メトロイドヴァニア作品!
洞窟物語(2004年)
2012年に、雑誌『タイム』で「All-TIME 100 Video Games」(歴史上でもっとも偉大なゲーム100)に選ばれた作品の1つ。
Hollow Knight(2017年)
インディーズのメトロイドヴァニアと言ったらこれ!
メトロイドドレッド(2021年)
待望の『メトロイド』シリーズ最新作!
まとめ
- 『メトロイドヴァニア』=『メトロイド』+『キャッスルヴァニア』
- 明確な定義はない
- 能力強化や新ルート開拓によるやり込みが醍醐味
以上、お読みいただきありがとうございました。