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【ウィッチャー1】シリーズファンの通るべき名作【レビュー】

今回は、The Witcher: Enhanced Editionのレビューを書いていきます。

2008年発売なので今更感が強いですが、やはりウィッチャー2、3をやるにあたって欠かせない1本ですね。

ラストについての考察もあるので是非ご覧ください!

とりあえず、

ウィッチャー初代リメイクおめでとう!

【CD PROJEKT RED Japan】公式Twitter

3行で説明すると?

  • ウィッチャー2、3へ繋がる物語
  • 小説は読まなくても大丈夫!
  • 操作性は悪いが、ストーリーは最高

良かったところ!

選択を迫られる最高のストーリー

これがウィッチャーの醍醐味と言っても過言ではない!

時系列で言うと、小説から始まって、ゲーム作品である1、2、3はその後の内容となっています。

ストーリーとしては小説版すぐあと、記憶喪失のゲラルトがケィアモルヘンに運び込まれるところから始まる。

小説を見ていなくても記憶喪失のゲラルトに仲間がいろいろ説明してくれるので、それほど置いてけぼりにならずに世界観を理解できるのが良い。

途中、国を巻き込む騒動に巻き込まれるのだが、誰に協力して誰を敵に回すのか、はたまた中立を貫くのか…

出会う女性にしても、誰を選択するのか、それによって後語りの内容が変わってくる。

この選択が最高ですね。セーブデータを分けて分岐後を軽く見る価値は十分にあると思います。

様々なMODで快適なゲームを

このゲームはなんと日本語非対応です!

が、ご安心ください。有志の方が日本語化対応MODを作ってくれているため本編は日本語でプレイすることが可能になっています。

ちなみにこの日本語化MODは公式公認となっているのが面白い。

MODには日本語化以外にもゲラルトのスピードアップや、素材採集効率UPなどもある。戦闘や移動については単調になりがちで、ファストトラベルも基本的に無いのでMODを入れることでストーリーに集中して遊ぶことができるはず!

抵抗のある方は、リメイクの発売を待った方がいいでしょう。

MODについての記事はこちらから!

意外と簡単なのでMOD導入の第一歩としてやってみるのもありですよ。

気になったところ

とりあえず「アード」を鍛えろ!

アードが強すぎる。うん。

アードって何?という人のために少し説明しよう。ウィッチャーの世界には魔法のような「印」というものがあり、プレイヤーは相性を考えて敵に応じてそれを使い分けて戦っていく。

使えるのは、炎を放つ「イグニ」、防御壁を作る「クエン」、罠を設置する「イャーデン」、敵を操る「アクスィー」、そして衝撃波を放つ「アード」である。

アードが強すぎると書いたが、問題はアードを強化した時の追加効果「気絶(ノックダウン)」というステータスである。

この「気絶」した敵にはフィニッシャーをすることができる。つまり、気絶したら最後、一撃で敵を葬ることができる

これは、ボスも例外ではない

リメイクされた際には真っ先に修正される内容だと思う。

移動、戦闘システムはどうか?

移動に関してはマウス(キーボード)で行く方向の指定するのだが、デフォルトではかなり遅い。MODを入れてようやく普通といった感じだと思う。やはりストーリー上、マップ間の移動や横断が多いので無駄な時間だと感じてしまう。

ここで、「ファストトラベルはないの?」という疑問を持った人もいるのではないか。答えは「ある」です。

しかしファストトラベルが解放されるのはストーリーの後半。しかも3か所しか行き来できません。

プレイしていた時には「そういえばあったなぁ」くらいの気持ちなので実質無いといっても過言ではありません。

戦闘は敵をマウスでクリックすることで攻撃が可能!さらに、タイミングよくクリックすることでコンボが発動して大ダメージを与えることができます。戦闘に関してはリズムゲームみたいなもんです。

爽快感は…特にないですね。

かといって、何も考えずに勝てるバランスではありません。

前述の5種類の印と後述する3種類の戦闘スタイル2種類の剣、そして自身を強化する霊薬を駆使して戦っていきましょう!

またにゲームが落ちるのはご愛嬌

こればかりは昔のゲームだし仕方ない。マップ移動の際に遷移画面のまま止まる方がよくあるが、大人しく再起動しよう。

解決策かどうかは分からないが、「要らないセーブデータを消していく」ことで落ちる頻度が下がるとか下がらないとか。確かにオートセーブでどんどん増えていくので整理したほうがいいのはあると思う。

他には、敵や建物の当たり判定が厳しくて、大勢を相手にするとハメられたままなす術なく死にます。

レビューを見ていくと、キーマンが出現しないなどの進行不能バグもあるようなので、その際も再起動しよう。ちなみに、ウィッチャー3でも進行不能バグがあったようなのでしょうがないですね(?)

トライ&エラーが重要なので根気強くいこう!

ざっくり攻略アドバイス

何よりも先に本を買おう!

本は大事。1度でも本を買って読めば内容は保存されるので、売っても大丈夫。

特に重要なのが植物と魔物の知識。関連している本を読んでないと素材の採集ができないため、多くのサブクエストが進行不能となってしまう。

アードを強化しよう!

これに関してはもう話しているので飛ばします。

魔物は銀の剣、人間は鋼の剣、戦闘スタイルにも注意

戦闘スタイルは、ファスト、ストロング、グループの3つがあります。

短剣持ちや弓兵にはファストスタイル、大剣持ちにはストロングスタイルなど、対応している戦闘スタイルでないとダメージが入らない場合があるので注意!

他には銀の剣と鋼の剣の切り替えもあり、合計6通りの組み合わせを駆使して敵を倒していこう。

感想(ネタバレあるから注意して!)

重厚なダークファンタジーを楽しみたい人にはおすすめしたい。

操作性に関してはお世辞にもいいとは言えない。処理落ちすることも多く、戦闘はタイミングよくクリックするクリックゲーム、ファストトラベルもないため場合によってはマップの端から端まで歩く必要がある。

人によっては途中で脱落するのも分からなくはないが、それらを含めても夢中でプレイできるほどストーリーが良い。

ゲームの成長システムについて軽く説明する。

クエスト達成や敵を討伐することで、経験値を得ることができ、Lvアップで「タレント」というものが何個か入手できる。このタレントを使うことで様々な能力を上昇・解放することができる。

プレイしてる時の話に移るが、基本的には能力の振り分けは自由度が高くて楽しい。序盤は「筋力」と「アード」だけにタレントを使って脳筋ゲラルトが完成した。

中盤辺りで重要なことに気が付く。知識が必要だと。そもそも名前を知らなければ、植物が採集できず、魔物を倒したとしても素材が入手できない。これはサブクエストの失敗と回復薬の不足を意味する。脳筋ゲラルトの新しい学びである。

そこからは町中の書物を買いあさった。時には民家から盗みもした。しかし金が足りないのでサイコロポーカー(賭博)と拳闘(殴り合い)で稼いでいた。こう書いてみると酷いなぁと感じる。結局は脳筋である。

ウィッチャー1で欠かせない要素として、「ロマンスカード」なるものがある。特定の条件やストーリー中で色々な女性と一夜を過ごすことで入手できるセクシーなカードのことである。なぜ貰えるのかは不明。

僕としては、このカード集めをウィッチャー攻略目標の1つとしていた。かなりやりごたえがありワクワク感があるのでお勧めしたい。なお、ルートによって女性が変わるためセーブデータは分けておこう。

イチオシの女性:シャニ

さて、長くなったがストーリーについて話したい。

序盤の一番の衝撃はレオが死んでしまったことだ。ケィアモルヘンを襲撃した教授の凶弾に倒れたレオ。「えぇ…早っ」って思った人は多いはずだ。しかしここから物語は動き出す。盗まれた秘薬とレオの仇を討つためにゲラルト達は旅立った。ちなみにこれ以降、ヴェセミル、エスケル、ランバートは出てきません。

1章ではシャニ、ゾルタン、アビゲイル、アルヴィンと合流。司祭が出したクエストでハレン、ミクル、オドの3人の町人の信頼を得るというものがあったが、その明かされた正体は酷いものだった。

ハレンはサラマンドラに商品を流し、ミクルはサラマンドラと共に恋人を強姦して自殺させ、オドは兄を殺して財産を奪い、司祭は人身売買をしていたのだ。

ストーリーを見て「これだよこれ、これが欲しかったんだよ」という井之頭五郎と同じ気持ちだった。最後はアビゲイル生存ルートを選んで終了。

2章3章では、騎士団とスコイア=テルの両陣営が登場。いや~熱くなってきましたね。シャニとの再会、ゾルタンとダンディリオンとの飲み会が続き、記憶喪失からの適応力がすごい。あと性欲も。

この辺りから、ヒロインはトリスよりもシャニ派になってきました。アルヴィンを預けたのもシャニです。

一番きつかった戦いは、3章最後のキキモア・クイーン。この敵は倒せない敵になります。

まず、これに気づくまでに何回か死にます。

攻略法は、キキモア・クイーンから逃げて、細い通路を抜けて大広間に出てそこにある柱にアードを打つこと。そうしたら、瓦礫が落ちてきて雑魚もろとも一掃、キキモア・クイーンも討伐できます。

ンなもん、分かるかい!

細い通路に雑魚が大量発生して身動きが取れない!そしてキキモア・クイーンに当たると即死。何とか「吹雪」という霊薬を使用してクリア。効果は移動速度上昇という名目だが、実際は周りがスローになる効果なのが混乱したが結構強いのでおすすめ。

死ぬ2秒前の光景

ウィッチャー1で一番面白いのは、ジャック団長の最期ではないだろうか…

キーとなるのはトリスが渡したディメリティウムの護符とアルヴィン。

ストーリー最後にラスボスであるジャック団長とゲラルトが対峙。ジャック団長の能力で幻影世界の氷の平原に飛ばされ、未来の滅んだヴィジマであると知らされます。

騎士団とサラマンドラはこのような未来を変えるために暗躍していたとか…しかしそれを信じない脳筋ゲラルト。勝利したゲラルトは元の世界に戻り、ジャック団長の死体を探るとそこには古い「ディメリティウムの護符」が…。古いってところがまたいいですね。

4章の最後にどこかへ消えてしまったアルヴィンは過去へ辿り着き、それから不思議な能力と共に一人で生きてきた。幼少期にシャニやゲラルト、トリスから教えられたことを胸に秘めつつ、それでも道を少し踏み外し、ジャック団長としてゲラルトと戦い敗れてしまった。

明言はされていませんがこう僕は思っています。

ウィッチャー3の最後ではワイルドハントの襲来と共に海が凍って氷の平原になっていたことを考えると、ジャック団長の予言も合っていたと考えられるでしょう。

次はウィッチャー2をやっていきましょう

ハル

シャニガチ勢として生きていきます。
ご覧いただきありがとうございます!

ゲーム情報

ゲーム名The Witcher: Enhanced Edition Director's Cut
プラットフォームPC(Steam、GOG.com)
発売日2008/9/16
発売元CD PROJEKT RED
開発元CD PROJEKT RED
CEROZ(18才以上のみ対象)
推定プレイ時間40~50時間

-PC(Steam/Epic)