【Muse Dash】美少女が戦うアクション音ゲー【レビュー】

今回は『Muse Dash』の感想を語っていく。

この作品はカートゥーン調の可愛い女の子が戦う音ゲーである。

現在(2021/10/18)、基本パッケージだけでも60曲あり、これからさらに追加されるだろう。追加購入でさらに多くの曲を遊べたり、週替わりで有料曲が無料で開放されるので長く遊べる音ゲーになっている。

レベルアップ要素もあり、時間を忘れて遊べるゲームだと思う。

『良かったところ』『気になったところ』は客観的な評価について。
個人レビューは最後の『感想』にまとめているので最後まで見てくれると嬉しい。

あらすじ

販売している『X.D. Network』は中国の会社で、「ドールズフロントライン」の運営やスクエア・エニックスと協力して海外での「交響性ミリオンアーサー(サービス終了)」の販売を行っている。そんな中国のゲーム大手が運営しているリズムゲームがこの「Muse Dash」である。

かわいい3人の女の子と、ミラーコードに書き換えられた世界譜を修復しよう！
ここはランアクションとおなじみの音楽ゲームが融合した世界★——Muse Dash!!
その通り
キミが私たちの運命のご主人さまだよ！
ええっ！？自信がない？ニャニャニャ？そんな！
大丈夫！アクションゲームが得意じゃなくても、
テンポよくリズムを刻めば難関をクリアできるよ！
キミの好みのかわいい女の子を選んで、童話のようなステージをかけぬけよう……次々にわいてくる愛くるしいモンスターをけちらして勝利をつかめ！！！

Steam『Muse Dash』紹介文

はい。

システム

このゲームのシステムは基本的に他の音ゲーと同じである。

プレイ画面は一見、横スクロールアクションに見える。しかしこれはノーツ(流れてくる音符)を敵、ラインを女の子で表現した音ゲーである。

このゲームのざっくりとした特徴は

• 敵が流れてくるのは上下の2列だけ。
• 敵に合わせて攻撃し、敵にぶつかるととダメージ。
• 長押しや連打、消える敵もあり。
• HPが0になるとゲームオーバー。
• 一定以上敵を倒すとフィーバーモードが発動し、その間スコアが上昇。

良かった点

クリア自体は簡単

初心者でも分かりやすいのが特徴の一つである。見る場所は上下の2か所だけなのでシンプル。

音楽終了時にHPが残っていたら良いので、最悪全ての敵を攻撃せずにかわしてもクリアとなる。

キャラがかわいい

曲を数曲プレイするとプレイヤーのレベルが上がり、キャラやサポートキャラが開放できるようになる。

なかなかあざといキャラが多く登場している。これ目当てで努力するのもありだと思う。

コラボもあるよ

最近では2021年9月30日に東方Projectとのコラボもスタートした。楽曲パックを別途購入する必要があるが、その価値はあると思う(Switch版は無料)。

多くのハードでプレイ可能

スマホはもちろんPC、Switchでもプレイできるため、自分の遊びたいスタイルでプレイできる。

気になった点

知っている曲はほぼ無い

メジャーな版権ものは無いため、曲が目当てというよりは純粋に音ゲーを楽しむ方がいいだろう。

曲としては日本語、中国語、英語、ボーカロイドなどが混在している。

音ゲー初めての人には馴染まないかもしれない。

一部日本語が適当

フレーバーテキストの日本語が一部おかしいが、プレイ自体には関係ないところである。個人的には気にならない部分ではある。

Switch版は少し高め

基本パッケージがAndroid/iOSでは370円、Steamでは360円で購入可能である。しかし、Switchで購入する場合は基本パッケージに加え、追加コンテンツも含めた3240円になってしまうため、ハードルが高いかもしれない。

しかし、今後追加される楽曲も無料でプレイできるため、長期的に見ればお得なのは間違いない。

感想

音ゲーは普段全然しないのだが、アクション要素が強めな所が楽しいと思った。

しかし、2Dアクションの延長だと思ってプレイすると想像と違う部分がかなりある。2Dアクションはジャンプしてから着地するまで何もできないが、このゲームは音ゲーの性質上どんな体勢でも上レーンにジャンプすることができる。これはこれで感覚が混乱する。

一方で重力という制限があることから操作していないときは常に下レーンにいることになる。

2Dアクション要素が楽しいこのゲームだが、ジャンプして攻撃するというアクション要素とたくさん流れるノーツをタイミングよく押すという音ゲー要素が融合した結果、やや中途半端な操作感になっていると感じた。

あとフィーバー中の演出が見にくい。フィーバーモードに入ると背景が変化するのだが、その瞬間敵を倒す難易度が5倍くらいに跳ね上がる。

楽曲としては知らない曲がほとんどで、知っている曲の方がテンション上がるな、と思った。これを言ってしまえば元も子もないのは分かる。有識者にも「それが音ゲーだ」と言われたら納得するしかない。

バンドリに逃げ帰るのも手だが、なんか音ゲーしてるぜっていう感じが好きだからこれからも続けていこう。知らなかった曲が好きな曲に代わる段階もまた一興ではないかと思う。

なかなか見ないタイプの新しい音楽ゲームだと思うので気になる人は是非プレイしてみてほしい。

こんな人におすすめ

• 爽快感のある音ゲーをしたい。
• 可愛い女の子が好き。

製品情報