『ごく普通の鹿のゲーム/DEEEER Simulator』をプレイしたのでレビュー。
Twitterで話題になり、クラウドファンディングで目標の700%を超える支援が集まった鹿のゲーム!
良かった点・気になった点を中心に感想を書いている。実況もしているので是非興味があれば。
どんなゲーム?
『 ごく普通の鹿のゲーム/DEEEER Simulator 』は、主人公もとい鹿が街で暴れまわるゲームだ。
タイトルにはシミュレーションと入ってはいるが、基本的にはシューティングゲームである。他の動物たちや建物、車を破壊することで鹿災害レベルなるものが上昇し、それに応じて登場する個性豊かな警察官を倒していくゲームである。
その他にも仲間たちを増やしたり、乗り物や動物に乗ったり、ミニゲームしたり、強敵に挑んだり…。いろいろなことができる。
良かった点
映画を思わせる壮大な物語
バカゲーなんだろ?といって油断していると、まさかの展開の連続。
最後には大きな選択を迫られる。どちらを選んでも楽しめると思う。
また、パロディーも至る所にあり、気づくとニヤッとしてしまうかもしれないし、全体のノリや勢いから作者の趣味全開だなと感じた。
比較的簡単な難易度
鹿災害レベル(E~A)というものを上げるのが大きな目標なのだが、死亡してしまうとそれが最初からになってしまう。
しかし、クリアしたギミックは残るようになっている。また、死亡回数が多くなってしまっても残りライフが増えていくという親切設計。
アクションが苦手な人でもクリアしやすいゲームとなっている。
気になった点
キー設定が変更できない
キーボードで操作した際に、キーコンフィグが変更できないのが気になった。アクション要素多めのこのゲームでは慣れた配置の方がいいなと思うことが多かった。
しかし、そんな複雑な操作は要求されないため、気にしなくていいかもしれない。
ボリュームはそれほど
ボリュームに関しては正直言って無い。クリアは2時間でできるボリュームである。
公式は「スローライフ街破壊ゲーム」というジャンルで発売しているが、スローライフを送れるほどの要素はないと感じた。
他のシミュレーション系と違い、クリアという道筋があるため、何をしようか迷うということが無いのは初めてプレイする人にとってはいいと思う。
感想(ネタバレあり)
このゲームはTwitterで初めて知り、すぐにSteamで早期アクセス版を購入した思い出がある。2021年11月に本リリースが行われて、追加された要素までかなり楽しめた。
まず驚いたのが、キャラメイクが追加されたということ。以前までは、突然鹿が街に投げ出されて破壊の限りを尽くすという物語もくそもない内容だったが、今回はストーリーが絡んでくるのはモチベーションが上がった。
途中途中で登場する警察官も予想するのがばかばかしくなるくらいの個性豊かなキャラが登場する。また、世界観も独特である。町の中に動物が溶け込んでおり、人との関係も全く分からない。細かい設定に関してはプレイヤー丸投げなのだが、このゲームをプレイすれば気にならなくなる。
ラストに関しては雰囲気と勢いで楽しんだ方がいいだろう。エンディングは2種類あるが、そこまで時間はかからなかった。おそらく実績開放も時間がかからないものが多いので、プレイした際に一気にやってしまうのもありかもしれない。
自分は十分楽しめたが、かなり人を選ぶゲームだと感じた。
シュールさを売りにするネタゲーム目的で買った人と、一般に言われる動物系シミュレーションゲーム(Goat Simulatorなど)目的で買った人とではかなり意見に差が出そうである。
このゲームは、シュールさを前面に押し出した友達と見た方がいいパーティーゲームだと感じた。
以上、お読みいただきありがとうございました。
後付け実況動画
実況もしているので是非。
ゲーム情報+クリア時間
ゲーム | ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulator |
発売 | PLAYISM |
開発 | Gibier Games |
対応機種 | Steam、Xbox X/S、PS4、Switch |
発売日 | 2021/11/23(Steam、Xbox) 2021/11/25(PS4、Switch) |
年齢制限 | CERO:C(15歳以上対象) |
クリア時間 | 約2時間 |