今回は「ベヨネッタ」をレビュー!
エロ+コメディ+アクション+ハードボイルドといっても過言ではないこの作品。
色褪せないこの名作をプレイした感想を是非ご覧ください!
『ベヨネッタ』とは?
2009年に発売されたクライマックス・アクションゲームである。
古代の魔女一族の最後の末裔ベヨネッタ。光と影、そして混沌のバランスを保つ役割を与えられた彼女は、その身と世界を守るため、棺に封印された。500年後に発見されたベヨネッタは蘇り、世界を激変させる一連の出来事が起こり始める。
自分の過去に関するたった1つの手がかりと共に、ベヨネッタは真実を見つけ出し、未来を守るために、戦いの世界に飛び込むことになる。アクション満載の危険な冒険に出る彼女の前に、数々の天使たちと巨大な宿敵が立ちはだかる。
Steam紹介文
開発は『ニーアオートマタ』のプラチナゲームズ。
このゲームのディレクターはカプコン所属時代に『バイオハザード2』や『デビルメイクライ』を手掛けた神谷英樹さんである。
良かった点
ウィッチタイムを使ったアクション
「ウィッチタイム」とは敵の攻撃を紙一重で回避すると発動、成功すると敵がスローになる状態のことだ。これにより守りから攻めに転じることができる。
自分のペースでガンガン攻撃というよりは、敵の攻撃を誘い、ウィッチタイムを織り交ぜながらの舞うような連続攻撃が魅力である。
また、ウィッチタイムが発動する攻撃、しない攻撃もあり、ストーリーが進むにつれてバリエーション豊かな攻撃を見切る必要も出てくる。ボス戦では、手探りで弱点を見つけて攻略していくのも醍醐味の1つである。
Steam版でやるべき!
Steam版をプレイしたが、理由はいくつかある。
まずは、とにかくロードが速い!1秒ほどで次のシーンに移るのでストレスが無いのはすごいと思った。難点といっては、ロード中はキャラ操作ができるのだが、ロードが速すぎて練習が不可能であるということだ。ロード中にバック(セレクト)ボタンを押すことで、ずっと練習モードに入れるためそこで練習しよう。
加えて、吹き替え版であるということ。これは単純にテンションが上がる。
気になった点
QTEが多い
好き嫌いが分かれるが、QTEが多い。
QTEとは、「クイックタイムイベント」のことであり、ムービー中などに画面に表示された特定のボタン、キーを入力をするイベントの一種である。
ボス戦では100%、イベントムービーでは体感70%ほどでQTEが発生する。中には即死のイベントもあるので初見で回避するのは至難の業だろう。
演出が長い
これは1週目は気にならないと思うが、やりこむ人にとっては大きな苦痛になると思う。
ムービーはスキップできる。しかし、チャプターごとに3つ4つはあるQTE、加えてボス戦と中ボス戦の大魔獣召喚は飛ばすことができず、もはや楽しむことはできないだろう。
より高いレアリティのメダルをゲットするためには同じチャプターに何回も挑戦しなければいけない。タイムを短くしようとした洗練された動きの中でのこの飛ばせない時間はストレスになるに違いない。
感想(ネタバレあり)
一言で言うなら、予想できないゲーム。
ストーリーが始まるや否や、映画を見ているような感じである。登場人物のキャラとノリにどこか置いてけぼりを食らっていて、戦闘シーンに入るとハッとしてコントローラーに力を入れることが多かった。毎回ワクワクしてムービーシーンを見ていたが、QTEが多いこともあり、何度死んだか分からない。
個人的にはQTEは嫌いな方ではなかった。最近のゲームではQTEがめっきり減ってしまい、逆に新鮮な感じで遊ぶことができた。
2000年代はQTEが流行った時期でもある。今やってみると、もどかしさを感じてしまうが、ベヨネッタ2ではこの辺りが改善されたと聞く。次回はベヨネッタ2のレビューを行おうと思う。
戦闘中のベヨネッタはセクシーすぎる。大魔獣召喚のときはほぼ裸であり、トーチャーアタックで三角木馬が登場したときはマジか…と思った。CERO:Dのゲームなのは知っていたが、流血表現だけでなくこのようなシーンができるのはさすがだなと思った。
このゲームの中心はアクションゲームだが、もちろんストーリーもある。
ストーリーは大味、といってしまえばマイナスの印象があるが、まさにこれが求めているものだ!と感じた。
軽口を交わしあう二人、旅路で四天王を倒していざボスの部屋へ、悪役過ぎる悪役、最後にすべて明らかになる真相、求めていることを求めていた以上のテンションと勢いで伝えてくれる。これは癖になるなと感じた。
かっこいい女性を見たいという方に、このゲームを是非お勧めしたい。
以上、お読みいただきありがとうございました。
初見実況
ゲーム情報+クリア時間
ゲーム | ベヨネッタ |
発売 | セガ/任天堂 |
開発 | プラチナゲームズ |
対応機種 | XBox360/One、PS3/4、Wii U Steam、Switch |
発売日(最速) | 2009/10/29 |
対象年齢 | CERO:D(17歳以上対象) |
クリア時間 | 12時間 |